こんにちは
東京都北区田端にあります高岩ピアノ教室講師の谷田幸子です。
その1の実験の続きをご紹介いたします。
実験1の記事はコチラ
👉https://takaiwa-piano-lesson.com/?p=2105&preview=true
手の中で音を響かす?
どうやって響くの?
実験1は音叉を使って音の伝わり方を実験しました。
実験2は缶を使って音の響き方についての実験です。
まずお菓子の缶の色々な部分に音叉を当ててみました。
そしてお菓子の側面と底の部分に音叉を当ててみて、どのように音が変化して聞こえるのかを調べてみました。
回答で多かったのは、お菓子の底の部分に当てると音が大きくなると言った生徒さんが多かったです。
缶の中ではどのように響くのかな?
次に、音楽を流している携帯を缶の中に入れてみました。
「大きくなった!」
すぐにみんな答えます。
そして携帯を缶から出すと・・・これを何回か繰り返しました。
そうですね、缶の中では音が増幅するので音は大きく響きます。
缶の中で音が響いているのは?
「なんで缶の中で音が大きく聞こえるのかな?」
そう質問すると
「缶の中に音が閉じ込められてるから!」
と言う生徒さん。
う〜ん・・・ある意味、当たっていますね!
良い勘しています!
では、いよいよ実験の本題に入ります。
缶と同じように手の中でピアノの音を響かせよう!
「手の中でも音が響くよ!」
というと、
「そんなこと出来ないよ!」
「じゃあ、やってみよう!」
缶の側面を手で囲みました。
次に、その手を半分に割って鍵盤の上に手を置きます・
そうすると手の甲が膨らみますね!
そして先程の缶と携帯を使った実験のように、ピアノの鍵盤の音を鳴らしてその音を手の中で響かす、それをイメージしてピアノを弾いてみようと声をかけました。
そうするとどうでしょう!
手の甲が寝ていた生徒さんの手の甲が膨らんで、ピアノの音が手の中にあるみたいで
「あーほんとだ響いている!」
と面白がって何回も音を鳴らしていました。
次に
「その手の中の音を掴んでみて!」
というと、一生懸命に音を捕まえている生徒さんもいて可愛いかったです。
「こうやってピアノの音を響かせるんだね!」
と素直に受け取る生徒さんも多かったのが印象的でした。
最終的に、この実験をやって手の中で音を響かせると言う事はどういうことなのかっていうことが小さい生徒さんでも理解してくれた事は嬉しかったです。
たまにレッスン中、手の甲が寝てしまう生徒さんもいますが、
「実験を思い出して!手の中で音を響かせるんだよ。
缶をイメージして!」
と言うと、すぐに手を直してくれます。
そうなると、親指と小指がしっかりと立つようになりました。
今まで、親指と小指が寝てしまっていた生徒さんが、しっかり立たせるよう意識してくれるようになりました。
これからもろいろな実験を通して、音の響き方、響かせ方、そして弾き方などを体験してもらいながら演奏技術も学んでいって欲しいなと思います。
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