こんにちは
東京都北区田端にあります高岩ピアノ教室講師の谷田幸子です。
楽しかった夏休みも終わり、さぁ、11月の発表会に向けてみんな練習頑張りましょう!
色々なピアノ教室で習っている生徒さんのお悩みの一つ、
「譜読み」
今回は、夏休みに高岩ピアノ教室に体験レッスンに来てくれた小学校6年生のMちゃんを通してピアノの個別指導についての私の考えを書きたいと思います。
ピアノ演奏を指導することで大切なこと
講師は、プロ意識、自信、プライドを持ってピアノの指導に当たらなくてはなりませんが、全員の生徒さんに自分の指導法が当てはまることはなく、その生徒さん一人一人にあった指導を心掛けなくてはなりません。
そしてレッスンをしていく中で、自分の指導が果たして良かったのか、振り返り反省することも必要です。
また、世の中が進むにつれいろいろな新しい指導法、教材も出てきます。
私はそうした講座や研修に積極的に参加し、自分の指導に活かしたいものがあれば、新しいものもレッスンに取り込んでいっています。
とある講座で担当の先生が
「学んでいない先生のところには生徒は来ません!」
と、おっしゃっていました。
私たち講師も、昔の型にハマりすぎず、周りを見て良いものを自分なりにアレンジしながらレッスンに活かしていかなければならないと思います。
さて、譜読みが苦手な生徒さんには、親の手を借りずにどうしたら自分で読んで練習してくるのか?
いつまでも親の手を借りて練習しているのではなく、一人で練習すること。
これは親から自立することにもつながってきます。
そして、ここから譜読みを嫌がりピアノ離れが始まって来るのです。
「どうして譜読みを嫌がるのか?」
これは2通りあると思います。
・譜読みが全く出来ない
・譜読みは出来るけどめんどくさい。
(お母さんが弾いたのを覚えるから読まなくてもいいや・・・)
このような生徒さんを私なりに分析し譜が読めるように、または自分から読むように指導する、そして一人でもピアノを嫌いにならずに楽しんで演奏ができるようにしたい!
これも私の指導目標の一つであります。
もう一度、ピアノを!
Mちゃんは、小学校3年生まで違うお教室でピアノを習っていました。
3年生で辞めてしまいましたが、でも、自分の好きな曲を弾くことは好き!
そんなMちゃんの願いを叶えてあげたいと、お母様がHPでピアノ教室を探していたところ、田端の高岩ピアノ教室のHPに目がとまったそうです。
譜読みが苦手?
体験でいろいろお話を聞きました。
Mちゃんは譜読みが苦手だということでした。
前の先生から
「他のお子さんより譜読みが遅く、練習の時はお母さんがそばにいて練習に付き合ってください!」
と、言われたそうです。
言われた方はちょっと衝撃的な言葉ですね。
でも、お母様は働いていらっしゃるので毎日そばで練習に付き合うのは無理・・・
譜読みが遅いため何冊かあった教則本も最後は1冊になってしまい、Mちゃんのやる気もだんだん下降線をたどってしまい、仕方なく辞めてしまったそうです。
3年たったけど・・・
辞めてから3年経ったけど、いつもMちゃんは学校でお友達が自分の好きな曲を上手にピアノ演奏している姿を見て羨ましく思っていたそうです。
「私も好きな曲を演奏したい!」
そう、思ってネットで楽譜を検索したりしてピアノへの思いも大きくなっていったようです。
そこで、好きな曲でレッスンをしてくれるとことはないか?
高岩ピアノ教室のHPでは、クラシック以外の曲もレッスン曲としてOK、
「ここなら!」
そんな思いで、体験レッスンに申し込んで頂きました。
高岩ピアノ教室では、やりたい曲があればそれをその生徒さんのレベルに合わせた編曲のものを探します。
「入会します!」
体験レッスン後日、入会のご連絡を頂きました!
早速、第一回目のレッスン。
Mちゃんにいろいろな教材を紹介しましたが、ブルグミュラーで音楽的な感を取り戻しつつ、副教材としてMちゃんの好きなアーティストの曲をやることにしました。
2回目のレッスンでどのくらいやってくるのか、心配はありましたが、Mちゃんは何とスラスラ弾いてきたじゃないですか!
譜読みが苦手と言っていたにもかかわらず頑張ってきました!
嬉しいですね。
お母様からのメールにも、楽しく練習してるとあって、またピアノを好きになってくれて良かったなぁと思いました。
目標は?
3年というブランクもあるので、まずは感(譜読み、曲想など)を取り戻すこと。
毎日練習するようにもっていくこと。
それを当面の目標にしました。
譜読みより先にやるべきことは?
私は、譜読みをする前に、曲がどのような構成になっているのか、どのような感じの曲で自分はどのように表現したいのか?それを先ず分析して考えなさい、と教えられてきました。
曲のイメージ全体を頭に入れてから譜読みしていくと曲の感じも掴みやすいし、一つ一つの音を大切に弾くことができると思います。
Mちゃんにはこれから曲を練習する前にこれらを実践するよう声がけをしました。
そして2回目のレッスンで頑張って練習してきたのでした。
音を間違えないようにする事ばかりに気を取られ、曲想や音色に全く神経がいっていないのは果たして良い演奏だと言えるのでしょうか?
小さい生徒さんも大きい生徒さんも、指が早く動けば上手い人と思っています。
でも、実はゆっくりな曲をいかに曲想をつけて、感情込めて、一音も間違えずに弾く事が出来る人が上手な人だと思います。
私も若い頃は指さえ動けば・・・と思っていました。
でも、私の指導してくれた先生から上記の事を言われた事があり、また、
「ゆっくりな曲を上手に弾ける人は、速い曲も上手に弾ける人だから!」
とも教えられました。
学ぶ事を明確に示す
練習曲はその曲によって学ぶテクニックも違います。
「次回の課題曲はこれがポイント!」
と、生徒さんが曲をアナリーゼ(分析)しやすいように最初にヒントも与える事も良いと思います。
イメージを考える足掛かりとなりますし、何でこの曲を練習するのかが分かるので自然と生徒さんもポイントを押さえてきます。
楽しんでね!
今回、Mちゃんがもう一度ピアノを習おうと思ってくれたっこと、お母様がMちゃんのためにピアノ教室を探してくれたことを嬉しく思います。
これからもピアノを楽しんでいっぱいいっぱい曲を弾こうね!
高岩ピアノ教室(北区田端)では無料体験レッスンを随時歓迎しております。
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