こんにちは

東京都北区田端にある高岩ピアノ教室の声楽・アンコーラピアノ担当講師チョ ヒョンミです。
前回『舌根のお話』をしましたが、今日は歌っている時の顎の状態のお話です。

顎の脱力

《歌う時、勿論顎の力は入れるのではなく、抜きます》

でもこの抜き方がとっても難しい!

軟口蓋(なんこうがい)の高さ

口の中の上の奥の方に、ぶよぶよした所があります。
これを軟らかい口の蓋と書いて、軟口蓋(なんこうがい)と言います。
歌のレッスンを受けた事がある方なら聞いた事がある言葉かもしれません。

この軟口蓋を高く保ったまま歌いますが、この時、上顎を開けて軟口蓋の高さを保って欲しいのに、何故か多くの方が下顎で何とかしようとして、結果下顎がガチガチに固まってしまい、声がすんなり出てくれない状況に陥ってしまうのです。
悲しい事に一生懸命すればする程(涙)

体の使い方

コロナが流行り出して、何となく生徒さんの身体に触れてレッスンすると言う行為がめっきり減ってしまいました。
注意深く生徒さんの身体の使い方は見てるつもりでも、やっぱり触ってみないとわからない所が沢山あるんですね。

レッスンでの出来事

つい最近のレッスンでのお話、呼吸もちゃんと出来てるし軟口蓋も高く保ったまま歌ってるように見える生徒さん、でもいざ声を出す作業をしようとすると何とも苦しそうに歌うのです。

顎の力を抜く

久しぶりに、生徒さんの下顎を触ってみると、ビックリする程顎に力を入れて歌い出すではありませんか!
これは一大事だと思い、ずっと生徒さんの顎に触れてる状態で、力が入ってないか確認しながら声を出して貰うと、どんどん声が上に抜けて楽に出るようになったんです!

身体の状態の確認

ここ何年間かパネル越しでのレッスンだったので、すっかり触れる事をしなくなっちゃってましたが、舌の状態、顎の状態、生徒さんの歌ってる時の身体の状態を確認する事って、本当に大事なんだと思い知らさせました。

自分では気づかない

オンラインやYouTubeで自分でトライしてみることも勉強する上で大切ですが、やってる作業が力が入ったままの状態なのか抜けているのか、自分では判断しにくいのです。
ここが声を出す上で1番難しいポイントかもしれません。

対面だからこそわかる

誰かに見て触ってもらいながら歌うレッスン、何より大事だと痛感した!
良いレッスンができた日でした。
声楽の対面レッスンに興味ある方、ぜひ高岩音楽教室でお待ちしております!

 

〜声楽レッスン案内〜

月2 1回60分レッスン ¥15,000(月謝制)

※その他 1月7月 光熱費 ¥1,000
発表会参加費、教材(新しく買ったもの)は別途

※高岩ピアノ教室のお問い合わせフォームもしくはお電話でお申し込みください。
お待ちしております!

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